MUSIC BUSKER AWARDでグランプリ獲得!…P2

ソウルズのボーカル コージローさん

いきなり改名! スタファンからソウルズへ

休「重大発表あり!」というライブ開催の案内をいただき、まずはライブへ行くべきでしょう、と大阪心斎橋のライブハウスへ。200人収容という会場は、既に人であふれていました。ギターやドラム、キーボードのメンバーが登場し、最後にボーカルのコージローが登場。「さあ、楽しんでいきましょ∼!」。一瞬で会場の空気が変わり、心地よい熱気が伝わってきます。実はライブハウスは初体験。おばさんだし…。いえいえ、なかなか馴染めるものです。コージローの澄んだ声は心地よく、馴染みやすい歌詞と軽快なリズムに、おばさんもちゃんとスタファンの世界に連れていってくれました。

 コージロー曰く、スタファンの音楽はJ-POP。90年代に一世を風靡し、日本の音楽業界が最も活気があった時代の色を残しつつ、彼らのフィルターを通した新しい音楽を追求している。それを「世代の感覚の融合」だと表現しました。たしかに。

さて、会場全体がスタファンの世界に気持ちよく染まった3 曲目が終わり、コージローは、「じゃあ、ここで発表しますか∼!」と。

「僕ら、Star Fangled Nut、スタファンは、今日、改名します! ソウルズです!」

 一瞬の戸惑いの後、会場から拍手と歓声が溢れました。

「バンド名は変わっても、一歩一歩進んでいく僕らのスタイルは変わらへんから!」

 

 

輝かしいタイトルを持つスタファンの歴史

 Star Fangled Nutとしての活動は2013年からもう8年になります。その間、 FM802×グランフロント大阪共催「MUSIC BUSKER」のオーデションに合格し、グランフロントでの路上ライブのライセンスを取得。2015年には、「HOTLINE JAPAN FINAL2015」(主催:島村楽器)で全国123店舗3345組がエントリーする中、優秀賞に輝き、昨年は「MUSIC BUSKER AWARD vol.3」(共催: FM802×グランフロント大阪)でグランプリを獲得し、 FM802 「SUPERFINE SUNDAY」の番組出演も果たしています。堂々たる経歴です。Star Fangled Nutとして、その存在感が定着しつつあるようにも思えるこの時期に改名は、ちょっとモッタイナイ?

 「Star Fangled Nutって、一度で覚えてもらえないんですよ」とコージロー。改名の第一の理由は、ライブをしていて名前を1度で覚えてもらえないというじれったさを痛感したからだと。さらに、バンド名に自分たちの音楽への思いを込めたかったからだとも。「soul musicといえば一般的には1960年代の黒人由来の音楽が時代に受け入れられたポピュラー・ミュージックですが、そんなsoul musicをより自分たちのスタイルに落とし込んだ音楽を発信していきたいと思って付けました。だから、英語表記ではなくカタカナで『ソウルズ』なんです」。「あとね∼」と、ちょっと照れたような顔になり、「ソールドアウトのsoldをもじって、売れるの複数形。売れたい! って意味も込めてます」と。

 明確に、「売れたい」思いを全面に出した、勝負の改名です。売れる、売れないは実力だけでもないのが世の常。ここまでくるまでに、たくさんの選択と決断をしてきたコージローたちには、改名も「勝負に出た!」という決意の表れ、「進化」なのだと伝わってきました。

 

 

コージローのもう一つの顔は腕利き自転車マン

 小学校6年生の時に撮ったビデオに、「将来の夢はミュージシャンになること」とドヤ顔で言っているコージローがいたといいます。夢を追いかけて、今27歳。アルバイトはしているけれど、ミュージシャンとしての足固めは着々とできています。とはいえ、ここに来るまでには、紆余曲折はもちろんありました。

 音楽の専門学校を出たあと、20歳から2 年弱レディスアパレルメーカーに就職し、営業マンとして働いていました。「親を安心させたかった」って思いがあり、それに、「やっぱり、音楽でやっていく自信がなかったんですよね」と。営業マンとしての仕事は、普通にこなし、特に不満はなかったといいますが、ある日、ラジオから学生時代のバンド仲間の曲が流れてきて、揺さぶられます。「知り合い子の曲が不意にラジオから流れる、その衝撃はすごいですね。ミスチルとかのいい曲聴いても『エエなぁ』で終わるけど、『ワァ、あいつ頑張ってるやん!』って、そしたら、『オレ、何やってんねん』って居てもたっても居られない気持ちになるんですよ」。

 かくして、気が付けば辞表を書いて提出していました。全くの見切り発車。とりあえず、アルバイト探そう。アルバイト情報誌を眺めながら、「これまでとは全く違う、予備知識のない仕事にしよう」と選んだのが自転車店のバイトでした。 音楽活動の一方で始めたバイトでしたが、「これがなかなか面白い」と。自転車というのは、数限りない部品を組み立てて出来ています。自転車も量販的で売られる時代、そこではそんな丁寧な販売はしていないのですが、技術者のいる自転車店では、今でも自転車はバラバラの部品で納品され、それを技術者が組み立てて販売します。そうやって組み立ているからこそ、自転車の不調や故障にも対応できるんです。自転車が好きという程度で選んだアルバイトでしたが、まさに自転車店というのはプロの技術者の世界だと知り、ハマりました。自転車技術者歴も、5年になります。そして、自転車店アルバイトの2 軒目で、「ピーコック長岡京店」へ。もう4年目になり、すっかり店の主力メンバーです。

 

 「店長が、ホンマにすごい腕なんです。前のお店でも夢中で技術を覚え、それなりに出来ていたとは思うんですが、ここへきて、ホンマに丁寧に教えてもらえて、プロの仕事とは何なのかを知りましたね。そういう意味では、プロとアマチュアの入り乱れるミュージシャンの世界とも共通しているなぁと。上を目指していかないとダメやってこと、教えてもらっています」と。技術面でももちろんですが、店長の松村琢也さんは、お店の繁忙日でもある土曜日とライブが重なっても気持ちよく送り出してくれ、コージローのミュージシャンとしての活動へも最大の理解者です。「感謝しかありません!」とコージロー。

 それにしても、自転車を愛用して〇十年ですが、自転車の買い方を改めて教えていただきました。確かに、車輪2本に命を預けている乗り物。タイヤも減れば、たくさんの部品が緩んだり歪んだりすることは当たり前。ある意味、自動車以上に、メンテナンスが重要な乗り物なのかもしれません。そのため、お店選びには、スタッフの技術や知識、そして、何よりもお人柄が大事なんだと知りました。

 そんなピーコックで4年間、自転車愛に磨きをかけたコージロー。乗り手としても、自前の「けっこう高い」スポーツ車を持ち、大阪から長岡京まで1時間半をものともせず、べダルを漕いで通ってくるヘビーユーザーです。技術者としても「どっぷり、知りたい部分が増えてくる」と技術者魂を感じる発言もありました。「でも…」と、「店長を前にして言うのは何なんですが、やっぱり、ミュージシャンとして一本立ちしたいと思っています」。店長は「エエヨ∼」というように、そんなコージローの背中をポン! と叩いて笑いました。

 

 

「愛とソウルを込めて」

 ソウルズの改名とともに、新しく加わったのは19歳のキーボードのジンイチロウ。彼の加入もコージローにとって、大きな出来事だといいます。「19歳ってダントツ若くて、初々しいんですよ。ソウルズは、彼にとって初めてのバンドになるんです。僕らは、色々なメンバーと音楽をやってきて、常にいいメンバーといい音楽を創ってきたと思っているけれど、ジンイチロウにとっては最初で最後のバンドにしてやりたいですね。ソウルズを売れるバンドにしないと!」と。

最後にコージローから届いた、カッコいいプロフィールメッセージを!

 

 様々な音楽スタイルに” SO UL”を注ぎ” POPに奏でる。

 幅広いエッセンスを吸収しながら

 大衆的なサウンドに昇華させるスタイルで

 リスナーにジャストミート!

 愛とソウルを込めて関西中心に活動中。

 

 路上ライブという、個人の応援がダイレクトに届くスタイルだからこそ、地元ゆかりのミュージシャンとして応援のしがいもあるというもの。わがまちのヒーローとして、彼らを盛り上げていけたら素敵です。

 

(松野敬子)

 

 

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Step By Step 2018.02.23 RELEASE/ ¥ 1,000

2018 年2月23 日レコ発よりソウルズとなって初のリリース!

各ライブ会場、郵送にて絶賛発売中!

(郵送の場合送料がかかります)

Website   http://artist.aremond.net/souls/

Twitter    @souls0223

Instagram  https://www.instagram.com/souls.band

 

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サイクルショップ ピーコック長岡京店

長岡京市開田3丁目3-12 1 F (長岡京市役所前)

☎075−925-8137

営業時間:10:00∼19:00 (木曜定休)

Website  http://www.peacock55.com/

Bolg   https://ameblo.jp/peacock55/

長岡京市役所の斜め向かえのおしゃれなサイクルショック・ピーコック。子ども用やママチャリから最高級のスポーツサイクルまで品揃えが豊富です。そして、何よりも、スタッフの技術力の高さが人気のヒミツ。

 

 

 

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