おとくにブックマーク

こんなところに美味しいお店が!…P6

かき小屋おとくに (かきごや おとくに)ー長岡京市

「東日本大震災の復興支援」という理念を掲げ、若い起業家たちが立ち上げた期間限定のテント型店舗! 他では味わえない、絶品グルメのお店です。

新鮮な宮城の殻付き牡蠣が長岡京で食べられるシアワセ!

 阪急長岡天神駅の河原町方面行きのホームから見える、大きく「かき小屋おとくに」と書かれたテント。気になっている方も多いと思います。ここは、8月までの期間限定で、宮城県から毎日届く新鮮な牡蠣が食べられるお店です。東日本大震災の復興支援にと、現在休眠中のこの駅前の一等地を(株)リヴが無償提供しています。運営メンバーは、向日市の起業家シェアハウスの水谷寿平さんたち。
 ビニールのカーテンをめくって入れば、そこは焼牡蠣のいい香りに満たされた別世界。無造作に置かれた、バケツに山盛りの殻付き牡蠣にも目を奪われ、もう帰れません!状態です。
 おススメは食べ放題・飲み放題コース。各テーブルに据え付けられた焼牡蠣コンロで焼きながら食べる殻付き牡蠣が食べ放題。その上に、カラッと揚がった大粒の牡蠣フライやエビフライといった海鮮メニューやサラダが運ばれ、そして、締めには牡蠣ごはん! この充実のラインナップにはヤラレます。
 牡蠣は、毎日、宅急便で宮城県から届くのですが、この牡蠣は、東日本大震災で牡蠣筏が流され壊滅的な被害を受けた宮城県に、フランスから支援された稚貝から育てられたもの。大ぶりで濃厚な味が特徴です。大震災からすでに6年。たくさんのドラマがあって、この牡蠣も乙訓にやってきたのだなぁと、かの地を思って牡蠣を味わってみてくださいね。

● 長岡京市天神1丁目7-3
阪急長岡天神駅西口から徒歩
1分/Pなし
☎ 090-9989-4634(水谷)
● 17:00~23:00
不定休(荒天の場合臨時休業することがあります)


大山崎 COFFEE ROASTERS(おおやまざき コーヒーロースターズ)ー大山崎町

ゆったりとした時間の中で、丁寧に焙煎されるこだわりのコーヒー豆。
居心地が良すぎるこの場所は、きっとあなたのお気に入りになります。

きっかけは、
「家族が一緒にいるために」

自然豊かな道の途中にあるレトロなビル。古びたドアを開けると、ダークグリーンの壁にやわらかな光が。その真ん中には大きなステンレス板の机が一つあり、焙煎したてのコーヒー豆の香ばしい香りが漂います。
 店主は、中村佳太さん・まゆみさんご夫婦です。この仕事を始めるまでは、東京で多忙を極める企業人だったお二人。2011年の東日本大震災を体験し、こんな時でさえ、家族の側にいられない…その事に疑問を感じ、二人で出した答えが「家族の暮らしを大切にする」ことでした。そして、新しい暮らしの場として選んだのが、ここ大山崎。以前、まゆみさんが目にした風景がふと思い浮かんだのだとか。

 暮らすための仕事が必要…となって、決めたのがコーヒー焙煎のお店でした。好きが高じて、コーヒー焙煎の勉強をしてことがきっかけだったそう。「この仕事がダメだったとしても、まあその時に考えればいいかぁと。それよりも『ここで暮らしたい』という想いが強かったんです」と笑うお二人。ほんのりゆるくて、やわらかなお二人のお店だからこそ、こんなにも居心地がいいのだと感じます。
 友達の家を訪ねるように、とっておきのコーヒー豆に出会いに行ってください。
きっと、何度も通いたくなりますよ。

● 乙訓郡大山崎町大山崎岩崎10-1
大山崎グリーンハイツ201号室
JR山崎駅・阪急大山崎駅から徒歩15分/Pなし
☎ 075-755-5530
● 木・土の10:00-15:00のみOPEN
(※イベント出店などによる臨時休業あり)
http://www.oyamazakicoffee.com

こちらの焙煎所では豆のみの販売となります。 
秋には移転の予定があります。


米田鶏卵店(こめだけいらんてん)ー長岡京市

早朝に、フワフワの出汁巻き卵を買ってきて、ご飯を炊いて、お味噌汁…。
そんなシアワセな朝ごはん、他にはないかもしれません。

朝の7時から8時がゴールデンタイム!

 京風の出汁がきいた絶品出汁巻き卵のお店「米田鶏卵店」は、JR長岡京駅西口から出て、西国街道を勝竜寺城公園方向に歩いて10分ほど。片泓の三差路の手前にあります。45年前にご夫婦で始められ、今は三人の息子さんが引き継いでいます。
 ずらりと並んだ卵焼き機が10台。鮮やかな黄色の溶き卵が流しいれられると、テンポよくお箸で巻いていきます。手焼きなのに、みごとに同じ焼き加減で同じ大きさに、くるくると卵が巻かれていきます。まさに職人技! 一本に使う卵は、6個から7個。京風ですから、出汁と醤油しか入っておらず、甘くない卵焼き。そう、関西人にはこの出汁巻卵こそが、卵焼きの王道です。

 毎日、120本は焼くといい、朝の6時には、卵焼き機に火が入ります。ですから、地元のコアなファンは、朝ごはんに焼き立てのフワフワを買いに行くんです。朝の7時から8時が、確実に焼き立てを食べられるゴールデンタイム! 逆に、お昼休みの1 1 時半から1 3 時頃まではお店は閉まっているので、要注意です。注文の状況で、夕方からももう一度焼くこともあるので、ラッキーならここでもまた焼き立てがゲットできるかもしれません。
 卵は京丹波の生産者から厳選して仕入れており、若鶏が初めて産む卵=「初産卵」も時折店頭に並びます。栄養価も高く、縁起ものでもあるので、店頭に並んでいたら即買いですよ。

● 長岡京市神足2丁目17-1
JR長岡京駅から徒歩10分/Pあり
☎ 075-953-0265
● 無休7:00~17:30(昼休憩あり/日曜・祝日は予約販売のみ)


中国家常菜 春来(ちゅうごくかじょうさい しゅんらい)ー向日市

全国的にも珍しい、本場中国の古式製麺技術による手延べ式手打ちラーメンのお店。
目の前でSHOW UPされた麺打ちの技を見るのも楽しい!

見事に麺が宙に舞う様子に目が釘付け

 生地をこねて形を整えたら、両手で持ち上げ「バンッ!」と麵打台に勢いよく何度も叩きつけてます。生地を両手に持って上下左右にしなやかに延ばしては半分に折り、1本から2本、4本…とだんだんと生地が麺らしくなっていきます。「バンッ」と見事に麺が宙に舞う様子に、目は釘付け! ほんの10分ほどで麺打ちが完成。ぐつぐつ沸騰したお鍋で麺が茹でられると、おいしい湯麺の出来上がりです。 
 麺は、棒状の丸麺。手延べだけあり、しっかりとしたこしがあり、もちもちした食感です。スープは、鶏の旨みが凝縮された独特の味わいで、もちもち麺に美味しくからんでくれます。
 みごとな手打ちの技を見せてくださったのは森川雅浩さん。中国でさぞかし苦労して修行をされたのでしょう…と思いきや、なんと独学。文献を徹底的に当たり、材料の特性を学び、食べ歩きもし、こだわってこだわって編み出した技なのです。
 多才な森川さんは、専用ナイフ1本で野菜やフルーツを美しい彫刻作品にしてしまうカービングの名手。人気のカービング教室は平日に開催されています。(体験コース 2,100円/1回 完全予約制)
 手打ち麺以外にも、本格的な中華がお楽しみいただけます。

● 向日市寺戸町初田27-3阪急「東向日」駅前
● TEL& FAX 075-931-5501
● 12:00~14:30/18:00~21:30 不定休
http://www.shokokai.or.jp/26/2620810516/index.htm

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