乙訓エリアに良質な住宅を提供しているリヴ。その長岡京支店でもあるKURASIカフェは、「暮らし」のスタイルを提案するコミュニティカフェとして、多彩な顔を持つ空間です。ロケーションは、最寄り駅がなく、少々不便。ですから、「わざわざ来たくなる！」とういう仕掛けがとっても大事になります。
　カフェと並んで人気なのは、多彩な教室です。会場費は地域貢献という意図で無料としているため、教室を開きたい先生のハードルは低く、参加費もリーズナブルだと好評です。「『家』という暮らしのベースを提供する企業として、暮らしに彩りを添えるスキルアップのお手伝いをしたい」とカフェリーダーの宮内郁弥さんは言います。
　そして、もちろんカフェ部門も、ランチやドリンクメニューに、こだわりがたっぷりです。まずは、数量限定（平日10食、土日20食）の乙訓スープカレー。「地産地消」と「安心安全」をテーマに、近隣のこだわり農家から仕入れた野菜をたっぷり使い、じっくり時間をかけて煮込んだ自慢のカレーです。サラサラのスープに、大きめ野菜とゆで卵がゴロン。野菜の甘さと20種類ものスパイスが絶妙なハーモニーを奏でています。カレーの他にも、野菜をたっぷり使用したヘルシー日替わりランチも人気です。
　広いキッズスペースやトイレ内のおむつ替えコーナーなど、子連れママへのきめ細かな配慮はサスガ！ また、ペットと一緒にのんびり時間を過ごしたい方のためには、オープンテラスも用意されています。

◆KURASIカフェレッスン・教室◆ 

◆シャドーボックス教室 ～額縁の様なボックスの中に広がる３Dアート～
　講師:岡本 留理子 さん

切り抜いた同じ絵柄をシリコンで厚みを出し、何枚も重ね立体的な作品にするのがシャドーボックスです。「カッターナイフが使えれば誰でも楽しめますよ」と岡本さん。今から15年ほど前、アメリカで暮らしていた時に夢中になり、帰国後、教室を始めました。 体験レッスンでは、簡単な絵柄を2時間で仕上げ、楽しさに触れていただけます。その後は、自分のペースで、だんだんと複雑な作品にも挑戦を！

●講習日時 http://liv-plus.comでお知らせします（事前予約制）
●受講料 1,000円（体験レッスンは材料費込み、自由作品制作は材料費別）
●☎075-952-8766

---

◆ポーセラーツ教室 ～転写紙でオリジナルの食器を！～
　講師:Bonheur（ボヌール）主宰 大橋  弘江 さん（ポーセラーツ講師）

　シャンデリア、アンティックドール、そして、美術書から漫画まで壁を埋める本。おしゃれなカフェといえば、北欧系のシンプルモダンが今どきですが、その真逆をいくようなここSecret GuardianⅡ。扉を開けた瞬間、「わぁ！ここ大丈夫かな？」的な動揺が…。でも、「ようこそ！」とにこやかに案内され、一気に空気がゆるみます。こういった強烈な趣味の世界にありがちなクローズド感がないのは、オーナーの林さゆみさんのお人柄のなせる業です。

　本とコーヒーが好きで、ゴシック建築の荘厳さが好きで、お人形が好き…、好きなものに囲まれたくて開いてしまったお店です。カフェ経営って難しいと聞くけれど…。さゆみさんは、「私って、このお店をしていなくても、どこかの喫茶店に行ってコーヒーを飲みながら本を読んでいたと思うんです。だから、お客様がゼロでも、ここで本を読めるだけで幸せ！ 誰かに『ここいいね～』なんて言ってもらえれば、最高です！」と。
　「昭和のオタク」と自ら称すさゆみさんの「大好き」を集めたお店ですから、昭和世代には懐かしさが一杯。でも、かたや、ビジュアル系バンドが好きな今どきの子たちは、「新しい！」と叫ぶとか。年齢も趣味の範囲も、案外バラバラなお客様たちが、不思議とつながってしまうのが嬉しいとさゆみさん。JRと阪急の最寄り駅から10分程度。大山崎に来られたら、非日常な時間を是非、体験してみてください。

　

●乙訓郡大山崎町大山崎茶屋前2-7
阪急「大山崎」駅から徒歩6分／P有

●☎075-777-8868

●11:00～20:00　日・月曜休
http://www.kyoto.zaq.ne.jp/dkjiz106/index.html 

---

 

　一人娘が就学するのを機に、任されていたカフェを退職し、家族も自分も大事にできる仕事として、自分のカフェを持つという選択をした宮田愛理さん。彼女が大事にしているのは、女性目線。ベビーカーを押して入れるバリアフリーな入口に、ゆったり空間をとったレイアウト。ソファー席は、眠ってしまった赤ちゃんを寝かせるスペースが必要という配慮から。この日も、ベビーカーに赤ちゃんを乗せた２人のママがランチを楽しんでいました。
　料理もスィーツも、全て手作りです。週替わりのランチメニューは、スパイスの使い方が絶妙なオリジナリティあふれたものでした。
 外階段から上がれる2階には、キッチン付きのレンタルスペースがあり、大人数の集まりにも利用できます。

 

 

---

　今年4月にオープンしたばかりのカフェ。オーナーは若いご夫婦、吉川武志さんと奈緒美さん。お店の名前は、お二人の名前をから一字ずつとって「志な」なんです。大手コーヒー豆販売会社を脱サラしての開業です。
　引き戸に暖簾がかかり、手入れされた坪庭が美しい正統派な和のお店です。メニューもコーヒーに和菓子がこちらの定番。注文が入ってから挽き、ハンドドリップで丁寧に淹れるコーヒーは、すっきりとした酸味があり、わらび粉を使ったプリンや、優しい甘さの水ようかん、わらびもちに、確かによく合います。フードメニューも、出汁風味のたまごトーストサンドやおろしボン酢の和風きのこオムライなど、どこまでも和！掘りごたつ式の席は広々としており、子連れでもゆったり過ごすことができそうです。